アンデス料理/コンセプト

アンデス家庭料理 Puerta del Sol(プエルタデルソル)のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

アンデス料理とは....

アンデス地域は、南米西部に位置するアンデス山脈周辺の地域を指します。アンデス地域は我々の食生活でも身近な、ジャガイモ、トマト、ピーマン、かぼちゃ、ナス、とうもろこし、唐辛子、パイナップル、イチゴ、バナナ、パパイヤなど、数多くの野菜や果物の原産地となっています。また最近では日本でもスーパーフードとして知られるようになった「キヌア(Quinua)」も、ここアンデス地域が原産地となっています。そのためアンデス料理は、日本人の口に合う食材を用いているという点に特徴があります。

当店では、これらの地域(特にペルーとボリビアの料理)で食される家庭料理を提供しています。アンデス地域から直接輸入した原材料(キヌア、チューニョ、チアシード等)を料理に用いたり、アンデス地域で使われている調味料を使って各種料理を調理しているのが特徴です。また中南米地域の珍しいお酒やジュースなども取り揃えています。

さらに店内ではアンデス地域の音楽を流し、現地の民芸品や楽器などを多数、展示しています。異国情緒が溢れる店内の雰囲気や、お店から一望できる別府市内の景色をお楽しみいただきながら、アンデス料理をご堪能ください。

当店のコンセプト....

地球のちょうど反対側にあるボリビア(正式にはボリビア多民族国)は、南米中央部に位置する内陸国で、アンデス山脈を有する高地から、サバンナやアマゾン流域の熱帯雨林を有する低地まで、非常に多様性に富んだ環境・気候を有しているのが特徴です。

標高3,500mを超える高所にある行政首都のラパスは(司法の首都であるスクレも同国には存在)、雪に覆われたイリマニ山を背景に、アンデス山脈特有のアルティプラノ高原が周りに広がっています。ペルーとの国境には、南米大陸最大の湖である透き通った「チチカカ湖(Lago Titicaca)」があります。

当店の提供するアンデス料理は、アンデス山脈を含めた高地の料理となっています。特にボリビアのウユニ塩湖やティワナク遺跡、ペルーのマチュピチュ遺跡、両国間をまたぐチチカカ湖のある地域一帯で、一般市民に食されている料理を日本人の口にあうようにアレンジして提供しています。

ウユニ塩湖をご存じの方も多いでしょう。ボリビアの標高3,800m近くの高地に位置し、四国ほどの大きさのある塩の塊とかん水でできた塩の湖です。乾季には果てしなく続く真っ白い平らな大地として、また雨季には岩塩の表面に雨が覆い、まるで世界一大きな鏡のように空を映しだす光景が人々を魅了し、いまでは年間2万人以上の日本人がこの地を観光で訪れています。ウユニ塩湖は、世界最大の埋蔵量を誇るリチウム(レアメタル)があることでも知られています。

皆さんは日本とボリビアの関係をご存じでしょうか。戦後、日本は極度な食糧難であったため数多くの日本人が生活のために南米に渡っていきました(特に九州地域からの移住)。

ボリビアにも数多くの日本人が生活を求めて入植し、いまではサンタクルス州にある日本人移住地「オキナワ」や「サンファン」は、国内でも有数の農業生産地として発展しています。

当店は戦後、ボリビアに移住した日本人の家庭に生まれ、日本人移住地とボリビアの地方都市で育ったシェフが調理を担当しています。そのため日本人の口に合う、アンデス料理を提供しています。世界的な観光地として有名になったウユニ塩湖を有するボリビアや、マチュピチュ遺跡を有するペルーの「アンデス料理」を是非、ご堪能ください。

プエルタデルソルに対する私たちの思い....

首都ラパスから車で1時間ほど走ったところに、世界遺産である「ティワナク遺跡」があります。ここにある広場「サラササーヤ」の隅に設置されているひときわ目立つ1枚の岩でできた門が「Puerta del Sol(太陽の門)」です。この門はボリビアの原住民系住民の象徴であるととともに、「始まりの場所」という意味を持つとされています。我々もこの大分県で一から出発をしたいという思いから、店名にしました。皆様のご来店を心よりお待ちしております。